ずん

えー、鬼平犯科帳ってまだ続いてるのだ？しかも息子が主役なのか！なんか新鮮なのだ。

でぇじょうぶ博士

そうでやんす。『鬼平犯科帳』は池波正太郎先生の原作を基にした名作でやんすが、さいとう・たかを先生の劇画版では息子・辰蔵が活躍するエピソードも描かれているでやんすよ。

やきう

いや待てや。「ヒキガエル」って名前からしてもうアウト感漂っとるやろ。どんな性癖暴露会場やねんそれ。

ずん

ボクも「ベロ、ベロ…」とか聞いただけで鳥肌立ったのだ。これ絶対ヤバい奴なのだ！

でぇじょうぶ博士

ヤバいというより、むしろリアリティを追求した悪党像と言えるでやんすねぇ。この時代背景では、盗賊たちの非道さを強調することで物語に緊張感を持たせているわけでやんす。

やきう

緊張感っつーか、不快感MAXなだけちゃう？読者ドン引きしてまうわこんなん。

ずん

でもさ、この久美ちゃんって娘、「家に帰りたくない」とか言ってる時点で家庭環境も地獄っぽいのだ。救われる未来あるのかな？

でぇじょうぶ博士

確かに久美は継母との関係が悪く、家族内でも孤立している様子でやんす。しかし、それこそ辰蔵が彼女を助ける理由になるわけで、『鬼平犯科帳』らしい人情味溢れる展開が期待できるのでやんすよ。

やきう

人情味言うても、「ヒキガエル」が絡む時点でもう台無し感ハンパないわ。これ絶対トラウマ製造機案件ですわ。

ずん

トラウマ製造機…確かに。でもボク思ったのだ。「ヒキガエル」って名前つけられた本人もちょっと可哀想じゃない？

やきう

お前、それ同情するポイント完全にズレとるぞ…。