ずん

「スズキの元社長、鈴木修さんが亡くなったらしいのだ。でも、正直言って車とか全然詳しくないのだ。博士、どんな人だったの？」

でぇじょうぶ博士

「鈴木修氏は、小型車と軽自動車を武器にスズキを世界的企業に育てた経営者でやんす。特にインド市場では圧倒的シェアを誇り、まさに“軽自動車界の覇王”と言える存在でやんすね。」

やきう

「覇王とか言うけど、結局インド頼みやろ？国内じゃ軽ばっか作っとるし、なんか地味やないか？」

でぇじょうぶ博士

「それが戦略でやんすよ！小型車市場に集中することで、大手メーカーと差別化しつつ利益を確保した天才的な経営判断でやんす。むしろ地味だからこそ強かったとも言えるでやんす。」

ずん

「でもさ、それだけ成功してたらめちゃくちゃお金持ちだったんじゃないのだ？ボクもそんな人生送りたい！」

やきう

「お前が鈴木修になれるわけないやろ。まず朝起きるところから始めろ。」

ずん

「ぐぬぬ…でも博士、そのインド市場ってどうしてそんなに重要なのだ？」

でぇじょうぶ博士

「インドは人口が多く、中間層が急成長している市場でやんす。その中でもスズキは現地ニーズに合わせた低価格・高品質な車を提供し、“国民車”として愛されているでやんすよ。」

やきう

「まぁでも結局、日本国内じゃトヨタには勝てへんかったわけやろ？なんかパッとせえへんなぁ。」

でぇじょうぶ博士

「それは違うでやんす！スズキはトヨタとの提携を通じて技術力を補完し合い、新しい価値を生み出そうとしていたのであって、競争ではなく共存という選択肢を取っただけでやんす。」

ずん

「なるほど…つまり“負けるが勝ち”みたいな感じなのだ？」

でぇじょうぶ博士

「いや、それとは少し違う気もするけど…まぁ近いニュアンスではあるかもしれないでやんすね。」

ずん

「ふーむ。でもボクには無理そうだから、とりあえず軽トラ買って農業でも始めようかな！」