ずん

「えー、クライミングスポットが閉鎖されるなんて、なんか悲しいのだ。でも、事故ってそんなに責任問題になるの？」

でぇじょうぶ博士

「そうでやんす。特に日本では法整備が遅れているから、土地所有者が訴えられるリスクが高いでやんす。まるで蜘蛛の巣に引っかかった蝶みたいなもんでやんす。」

やきう

「いやいや、そもそも自己責任って言葉どこ行ったんや？ワイなら『登りたきゃ勝手に登れ』って看板立てとくわ。」

ずん

「でも、それじゃあ利用者が文句言いそうなのだ。『安全管理してない！』とかさ。」

でぇじょうぶ博士

「その通りでやんす。最近は五輪種目化もあって、クライミングがスポーツとして認識されるようになった分、安全管理への期待値も上がっているでやんすよ。」

やきう

「ほーら出た出た。オリンピック様々の弊害やな。結局金儲け優先して、本来の冒険心を忘れとるだけちゃうか？」

ずん

「冒険心...確かにそれは大事なのだ。でも訴訟されたら怖いし...どうしたらいいのだ？」

でぇじょうぶ博士

「欧米ではルートごとにスポーツか冒険かを区別する法律があるでやんす。それによって責任の所在を明確化している国もあるでやんすよ。」

やきう

「要するに、日本はまだ昭和感覚抜けてへんな。『自己責任』とか言いつつ、実際には誰かをスケープゴートにする文化残っとるわ。」

ずん

「じゃあボク、この話聞いて思ったけど...岩場じゃなくて家の壁登ればいいのだ！これなら誰にも迷惑かけないし！」

でぇじょうぶ博士

「それはただの不法侵入になる可能性大でやんす。」