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傑作漫画がついに完結したので、そのSF的な魅力と共に振り返る──『宝石の国』 - 基本読書

2024/12/15 21:25

ずん

「『宝石の国』が完結したらしいのだ!でも、宝石が喋るってどういうことなのだ?硬度とかで性格決まるのか?」

でぇじょうぶ博士

「そうでやんすよ!硬度10のダイヤモンドは冷静沈着、フォスフォフィライトは硬度3.5で壊れやすく夢見がち。物理特性がそのままキャラ設定に反映されているでやんす!」

やきう

「ほーん、つまりワイなら硬度0やな。社会的に脆いし、引きこもり属性全開やからな。」

ずん

「それただの自己紹介なのだ…。でも、不死って聞くと羨ましい気もするけど、記憶薄れるとか空虚感とか大変そうなのだ。」

でぇじょうぶ博士

「むしろ不死だからこそ無常感を描けるでやんす。時間経過が数百年単位だから、『あれ?いつの間にか仲間いなくなった…』みたいな切なさがあるでやんす。」

やきう

「いやいや、それただの忘年会シーズン後のおっさんじゃね?『あれ?同期どこ行った?』みたいな。」

ずん

「月人との戦闘もあるって聞いたけど、それって何なのだ?」

でぇじょうぶ博士

「月人は魂だけになった元人類とも言われている存在でやんす。彼らは宝石たちを狩り続ける謎多き敵なんでやんすよ。」

やきう

「つまり、人類滅亡後もブラック企業精神健在ってことか。休ませてくれよ月人さんよぉ!」

ずん

「フォスが他の鉱物と結合して変わる話も面白そうなのだ。でも、それってアイデンティティ崩壊しないのか?」

でぇじょうぶ博士

「そこが本作最大のテーマとも言えるでやんす!身体と共に心まで変わりゆく中、自分とは何かを問い続ける姿勢が哲学的なんでやんす!」

ずん

「なるほど…じゃあ僕も明日から新しいゲーム機買ったら人格変わると思うことにするのだ!」