ずん
「えぇ!?ゲームって死んだら消えちゃうのだ!?じゃあボク、死ぬ前にクリアしなきゃいけないゲーム多すぎて困るのだ!」
やきう
「お前は生きてても積みゲー消化できへんやろ。死んでから心配しろや。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。この問題の本質は、デジタル資産の所有権がユーザーにないという点でやんす。Steamで購入したゲームは、実はライセンスを借りているだけで、所有しているわけではないでやんす。」
かっぱ
「なんや、金払って買うたんちゃうんかい。レンタルビデオ屋と一緒やんけ。」
ずん
「じゃあボクたち、ずっと騙されてたってことなのだ!?詐欺じゃん!」
でぇじょうぶ博士
「詐欺というより、規約に書いてあるでやんす。ただし、その規約を読むユーザーは全体の0.001%もいないでやんすけどね。まるで恋人の浮気の証拠が目の前にあっても、見ようとしない人みたいなもんでやんす。」
やきう
「ワイは規約なんて読まへんで。どうせ『あなたの魂を我々に譲渡する』とか書いてあっても気づかんわ。」
かっぱ
「お前の魂に価値あると思っとんのか。メルカリでも売れへんで。」
ずん
「でも、お父さんが死んじゃったら思い出も全部消えちゃうって悲しすぎるのだ...」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんすね。物理的な本やレコードは相続できるのに、デジタル資産は消えてしまう。これは現代の法整備が、デジタル社会の進化に追いついていない証拠でやんす。まるで馬車の交通ルールで自動車を取り締まろうとしているようなもんでやんす。」
やきう
「でも、パスワード教えたらええだけやん。何を難しく考えとんねん。」
かっぱ
「それルール違反やろ。規約違反でアカウント凍結されたら元も子もないで。」
ずん
「じゃあ、生きてる間にずっとログインし続ければいいのだ!不老不死の秘訣なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...それは違うでやんす。この問題の根幹は、企業側が意図的に譲渡を認めていない点でやんす。もし相続を認めると、アカウントの転売市場が生まれて、ビジネスモデルが崩壊する可能性があるでやんすからね。」
やきう
「要するに、企業が儲けるために遺産相続を邪魔しとるわけやな。資本主義の闇やで。」
かっぱ
「でも企業側の立場もわかるで。偽装死亡証明書とか出てきたら大変やし、本人確認の仕組み作るのもコストかかるやん。」
ずん
「むぅ...じゃあブロックチェーンとかNFTで解決できないのだ?デジタル資産を本当に所有できるやつなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「理論上は可能でやんすが、そもそもゲーム会社がそのシステムを採用するインセンティブがないでやんす。彼らにとっては、ユーザーが世代交代するたびに新規購入してもらう方が儲かるでやんすからね。」
やきう
「結局、企業の都合で思い出が消されるんか。ワイらは永遠に搾取される運命なんやな。」
かっぱ
「まあ、昔のカセットやディスクは物理的に残せたけど、今はそれすらクラウドに吸い上げられとるからなぁ。便利さと引き換えに所有権を失っとるわけや。」
ずん
「でも博士!EUとかでは消費者保護が強いって聞いたのだ!なんとかならないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「確かにEUではデジタル権利に関する議論が進んでいるでやんす。2012年にEU司法裁判所は、中古ソフトウェアの再販売を認める判決を出したでやんす。ただし、これがゲームライブラリの相続に直接適用されるかは、まだグレーゾーンでやんす。」
やきう
「法律が追いついてへんのやったら、もう自力救済しかないやん。パスワード引き継ぎが正義や。」
かっぱ
「お前、さっきから犯罪教唆しとらんか?規約違反は契約違反やで。」
ずん
「そもそも、ゲームなんて娯楽なのに、なんでこんなに複雑な問題になってるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは娯楽の形態が変わったからでやんす。昔は本やレコードのように、物理的な媒体として所有していたでやんす。でも今は、データとしてサーバーに保存され、企業の管理下に置かれているでやんす。所有から利用へとパラダイムシフトが起きているでやんす。」
やきう
「要するに、ワイらは何も所有してへんわけや。全部レンタルやったんやな。気づいたら手ぶらで人生終わるんか。」
かっぱ
「悲観的すぎやろ。でも、Steam側も何か対策考えるべきやな。例えば、認証された相続人には一回だけ譲渡を認めるとか。」
ずん
「それいいのだ!死亡証明書を送ったら、アカウントを家族に移せるシステムなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「技術的には可能でやんすが、実装するにはコストと法的リスクが伴うでやんす。偽造書類の問題や、国ごとに異なる相続法への対応など、ハードルは高いでやんす。Valveほどの大企業でも、そこまでするインセンティブがないのが現実でやんすね。」
やきう
「結局、企業が動かへんかったら何も変わらへんやん。ワイら消費者は泣き寝入りするしかないんか。」
かっぱ
「そこで重要なのが、消費者の声やで。今回みたいにSNSで話題になれば、企業も無視できへんようになるかもしれへん。」
ずん
「じゃあボクもTwitterで拡散するのだ!#Steamは遺産を認めろ!なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「SNSでの拡散も一つの手段でやんすが、本質的な解決には法整備が必要でやんす。デジタル遺産に関する法律を整えて、企業に義務を課すしかないでやんす。ただし、それには何十年もかかる可能性があるでやんすけどね。」
やきう
「何十年って、その頃にはワイも死んどるわ。全く意味ないやんけ。」
ずん
「でもさ、この問題って他のサービスでも同じなのだ?NetflixとかSpotifyとかも?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。サブスクリプションサービスは基本的に個人利用が前提で、相続を想定していないでやんす。Netflixのアカウントもスポティファイのプレイリストも、本人が亡くなれば消えてしまうでやんす。デジタル時代の遺産問題は、ゲームだけに限らないでやんすね。」
やきう
「やばいやん。ワイの厳選したエロ動画プレイリストも消えるんか。これは国家的損失やで。」
かっぱ
「お前のプレイリストに国家的価値なんかあるわけないやろ。誰も困らんわ。」
ずん
「じゃあ、物理メディアを買えばいいのだ!DVDとかCDとか!」
でぇじょうぶ博士
「確かに物理メディアなら相続できるでやんすが、今はストリーミングが主流で、物理メディア自体が衰退しているでやんす。しかも、ゲームに関しては、パッチやアップデートがないと動かない作品も多いでやんす。物理メディアを持っていても、サーバーが閉鎖されれば遊べなくなるでやんす。」
やきう
「もう完全に詰んどるやん。希望の光が一切見えへんわ。」
かっぱ
「そこまで悲観することないで。要するに、今のうちに家族と一緒に楽しんどけってことや。形に残らへんからこそ、共有する時間が大事なんちゃうか。」
ずん
「なるほど!じゃあボク、今すぐお父さんとゲームするのだ!...あれ、お父さんゲームしないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「...それは残念でやんす。でも、このRedditの投稿者のケースは特別でやんす。お父さんが余命宣告を受けて、ゲームが生きる支えになったという背景があるでやんす。単なる娯楽を超えて、人生の記録としての価値があるでやんすね。」
やきう
「そう考えると、ゲームも立派な文化遺産やな。博物館に寄贈できるレベルや。」
かっぱ
「実際、ゲームの保存活動をしとる団体もあるで。ただ、個人のプレイ記録まで保存するのは難しいやろうけどな。」
ずん
「じゃあ、スクリーンショットとかプレイ動画を残しておけばいいのだ!それなら消えないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは良いアイデアでやんす。実際、多くのゲーマーがプレイ動画をYouTubeに残しているでやんす。ゲーム自体は消えても、記憶と記録は残せるでやんすね。ただし、著作権の問題で削除されるリスクもあるでやんすが。」
やきう
「結局、何をしても完璧な解決策はないんやな。デジタル社会の宿命か。」
かっぱ
「まあ、そういうことや。完璧を求めるより、できることをやるしかないんちゃうか。」
ずん
「むむむ...じゃあボク、死ぬ前にSteamのパスワードを遺言書に書いておくのだ!これで完璧なのだ!」
やきう
「お前、それ公開遺言やったら全世界にパスワード晒されるで。」
かっぱ
「しかも規約違反でアカウント停止されるやろな。何も残らへんどころか、生前に凍結されるで。」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...。結局のところ、この問題に対する明確な答えはないでやんす。企業の方針、法律の整備、技術的な課題、全てが複雑に絡み合っているでやんす。ただ一つ言えるのは、デジタル資産の扱いについて、社会全体でもっと議論する必要があるということでやんすね。」
やきう
「議論してる間にワイらみんな死んでまうやん。意味ないやろ。」
ずん
「じゃあもう、不老不死になるしかないのだ!Steam永久プレイヤーなのだ!」
かっぱ
「お前、さっきからずっとアホなこと言うとるな。そろそろ真面目に考えたらどうや。」
ずん
「真面目に考えた結果なのだ!だってさ、ゲームが消えるのが嫌なら、自分が消えなければいいのだ!完璧な論理なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...確かに、ある意味では正しいでやんす。本人が生きている限り、アカウントは残り続けるでやんすからね。ただし、その論理だと人類全員が不老不死にならない限り、問題は解決しないでやんすが。」
やきう
「不老不死とか実現したら、それはそれで別の問題起きるやろ。地球がゲーマーで溢れかえるで。」
かっぱ
「もうええわ、この議論。結論出えへんやん。」
ずん
「じゃあボク、結論出すのだ!Steamは遺産として認められないから、生きてる間に全クリするのだ!積みゲー解消大作戦なのだ!」
かっぱ
「お前、絶対に全クリできへんやん。死ぬまでに10本クリアできたら上出来やで。」
でぇじょうぶ博士
「統計的に見ると、平均的なゲーマーは購入したゲームの30%しかプレイしないでやんす。ずんの場合、その数字はもっと低いと予想されるでやんすね。」
ずん
「ひどいのだ!ボクだってやる気はあるのだ!ただ、時間がないだけなのだ!」
やきう
「時間がないんやなくて、根性がないんやろ。認めろや。」
かっぱ
「まあまあ、現実的に考えたら、好きなゲームだけでも家族と共有する思い出作っとくのが一番ええんちゃうか。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんすね。形に残らなくても、記憶に残る体験こそが本当の遺産かもしれないでやんす。Steamのアカウントが消えても、一緒にプレイした思い出は消えないでやんすからね。」
やきう
「なんや急に良い話風にまとめようとしとるな。気持ち悪いわ。」
ずん
「でもさ、それって結局『諦めろ』って言ってるだけなのだ。本当にそれでいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「諦めるというより、現実を受け入れた上で、できることをするという意味でやんす。同時に、制度改善を求める声を上げ続けることも大切でやんす。この二つは矛盾しないでやんすよ。」
かっぱ
「そういうことや。文句言いながらも、今できることを楽しむんや。それが人生やろ。」
ずん
「じゃあボク、今日からSteamで毎日ゲームするのだ!そして死ぬ前にパスワードをこっそり家族に教えるのだ!規約違反だけど、思い出は残すのだ!」