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「神妙に縛につけ!!」掟を破って“急ぎ働き”…本格の名を汚した盗賊たちの《自業自得》 | 文春オンライン

2024/12/24 23:30

ずん

なんか「鬼平犯科帳」って聞くと、渋いおじさんが刀振り回してるイメージなのだ。でもこれ、盗賊の話なの?

でぇじょうぶ博士

そうでやんすよ!『鬼平犯科帳』は江戸時代の火付盗賊改方・長谷川平蔵を主人公にした物語でやんす。今回はそのスピンオフ的なコミック版で、「急ぎ働き」という掟破りの盗賊たちがテーマになってるでやんす。

やきう

急ぎ働き?それ、ワイらのブラック企業みたいなもんか?残業代出ないけど命削る系?

でぇじょうぶ博士

違うでやんす!急ぎ働きとは、計画性なく突発的に強盗を行うことを指すでやんす。江戸時代では「本格」と呼ばれるプロフェッショナルな盗賊集団からも軽蔑されていた行為なんでやんすよ。

ずん

えっ、それってつまり「俺たちはちゃんとした泥棒だ!」って主張してるわけなのだ?なんか変なプライド…

やきう

プロ意識高い系泥棒とか草生えるわ。そいつら、資格試験でも受けてたんか?

でぇじょうぶ博士

実際、本格派の盗賊には厳しい掟があったでやんす。「殺しはしない」「弱者から奪わない」など倫理観が存在していたと言われているでやんす。それを破る急ぎ働きは、自分たちの名誉を汚す行為だったので嫌われていたわけでやんす。

ずん

泥棒界にもマナー講師とかいそうなのだ。「正しい押し込み術」とか教えてそう…

やきう

ワイならまず「押し入る前に靴脱げ」言うとくわ。和室汚されたらキレる住人おるからな。

ずん

じゃあボクも泥棒デビューするなら礼儀正しくいくのだ!でも…捕まったらどうなるの?

でぇじょうぶ博士

江戸時代では火付盗賊改方によって厳しく取り締まられた上に、最悪の場合打ち首獄門だったでやんす。だからこそ掟を守りつつ活動する必要があったのでやんすね。

ずん

打ち首!?それならボク、泥棒より普通にバイトするほうがいい気がしてきたのだ…。