ずん
「看護師が足りなくなってるってマジなのだ?ボクが病院行ったら誰が注射してくれるのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。看護専門学校の入学者が5年で27000人から20800人に激減してるでやんす。まるで沈みゆくタイタニック号から人がいなくなるような状況でやんす。」
やきう
「ワイの親戚も看護師やけど、給料そこそこええのになんでや?」
でぇじょうぶ博士
「実は女性職としては今でも高給の部類でやんす。でも他業種の賃金が上がる中、公定価格に縛られた医療業界は追いつけないでやんす。相対的に魅力が落ちてるんでやんすよ。」
ずん
「じゃあ給料上げればいいじゃないのだ!簡単なのだ!」
やきう
「アホか。医療費は国が決めてんねん。勝手に上げられるわけないやろ。お前、回転寿司で値段交渉すんのか?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。しかも2040年には高齢者の死亡数がピークを迎えるでやんす。一番看護師が必要な時期に、若手看護師は確実に減るでやんす。」
ずん
「潜在看護師が130万人もいるって聞いたのだ!その人たち呼び戻せばいいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす。夜勤できない、技術についていけない、受け入れ体制がないという三重苦があるでやんす。まるで引退したプロ野球選手に『明日から投げろ』って言うようなもんでやんす。」
やきう
「そもそも日本看護協会が4年制大学推しまくった結果、専門学校が潰れまくったんやろ?自業自得やんけ。」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。社会人の受け皿だった専門学校は廃校続き、一方で看護大学は定員割れ続出でやんす。皮肉な結果でやんすねぇ。」
ずん
「でも看護大学出たら保健師とって大手企業に就職できるのだ。病院で働くよりそっちの方がいいに決まってるのだ!」
やきう
「お前な、それが問題なんやろが。優秀な人材が病院に来んくなってんねん。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。日本は医師数がOECD比較で下から4-5番目と極めて少ないでやんすが、看護師数は平均を大きく上回っていたでやんす。それが日本医療の強みだったでやんすよ。」
ずん
「じゃあロボットに採血させればいいのだ!AIに任せるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「採血ロボットや遠隔モニタリングは確かに有効でやんす。でも痰の吸引や急変対応はどうするでやんすか?技術だけでは解決できない領域があるでやんす。」
やきう
「つーか、医師のタスクシフト先が看護師やったのに、その看護師がおらんくなったら詰みやんけ。医療費削減で医師増やせへん、看護師も減る。完全に詰んどるやん。」
でぇじょうぶ博士
「最悪な状況でやんすねぇ。国立病院機構や日赤みたいに、元々看護学校併設で看護師を確保していた病院は特に詰んでるでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「医師と同じ偏在対策、転勤可能な基幹社員制度、男性・独身・単身・高学歴の看護師を活躍させる働き方の推進でやんす。地元専門学校を出て地元就職するモデルはもう過去のものでやんす。」
やきう
「保険適用減らして患者減らすしかないやろな。患者もどき減らせば相対的にリソース確保できるで。」
ずん
「患者もどきって何なのだ!ボクも風邪ひいたら病院行くのだ!」
やきう
「お前みたいなんが病院パンクさせとんねん。オンライン診療使えや。」
でぇじょうぶ博士
「病床削減やオンライン診療の活用は確かに有効でやんす。でも根本的な解決にはならないでやんす。看護師が行う医行為は、医師よりも看護師の方が熟練してるケースが多いでやんすからね。」
ずん
「じゃあボクの子供には看護師勧めないのだ。一般企業で働いてから考えればいいのだ!」
やきう
「お前に子供できる可能性よりも、看護師不足が解決する可能性の方が高いわ。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、それは言い過ぎでやんす。でも現場の看護師さんも『一度離れたら戻れる自信がない』と言ってるでやんす。それほど厳しい状況でやんすよ。」
でぇじょうぶ博士
「18歳人口の減少が最大の要因でやんすが、それだけじゃないでやんす。看護大学が定員割れしているのに、専門学校はもっと減ってるでやんす。つまり看護師という職業自体の魅力が落ちてるでやんす。」
やきう
「景気良くて他業種の給料上がってんのに、医療だけ公定価格で縛られとるからな。そら人気なくなるわ。」
ずん
「でも女性職としては高給なんでしょ?なんで人気ないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「確かに女性平均と比べれば高給でやんす。でも夜勤あり、命を預かる責任あり、体力勝負でやんす。割に合わないと感じる人が増えてるんでやんすよ。」
やきう
「首都圏・愛知・兵庫大阪・福岡以外は新しい看護師生まれへんくなるって話やろ?地方の医療完全終了やん。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。看護大学への偏在が進むと、地方では新規看護師がそもそも生まれなくなるでやんす。医師と同じ偏在問題が看護師にも起きるでやんす。」
ずん
「じゃあ地方に住んでる人はどうすればいいのだ!?」
やきう
「都会出てこいってことやろ。もしくは諦めて野垂れ死ぬか。」
でぇじょうぶ博士
「極端でやんすが、あながち間違ってないでやんす。2040年に向けて、今から真剣に議論しないと本当に医療崩壊するでやんすよ。」
ずん
「怖すぎるのだ...ボク、健康に気をつけて病院行かないようにするのだ!」
やきう
「それが一番の解決策かもしれんな。国民全員が健康になれば看護師いらんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「理想論でやんすが、予防医療の強化は確かに重要でやんす。でも人間は必ず老いるでやんすからね。結局、看護師は絶対に必要でやんす。」
ずん
「じゃあもう、ボクが看護師になるしかないのだ!国を救うのだ!」
ずん
「...そういえばそうだったのだ。じゃあボク、採血ロボット開発するのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは良いアイデアでやんす。テクノロジー側からの補完も重要でやんすからね。ただし、ずんにそんな技術力はないでやんすが。」
ずん
「ぐぬぬ...じゃあボク、病気にならないように毎日納豆食べるのだ!それで医療費削減に貢献するのだ!」