ずん

「ウグイス嬢に上限超える報酬って、なんかリッチな響きなのだ。でもこれ、違法なの？」

でぇじょうぶ博士

「そうでやんすよ。公職選挙法では、ウグイス嬢の報酬は1日1万5000円以内と決まってるでやんす。それを超えたら運動員買収の疑いが出るでやんす。」

やきう

「いやいや、そもそも1万5000円て安すぎひんか？ワイならその値段じゃマイク持たへんわ。」

ずん

「確かに。ボクなら時給換算してゲーム課金代くらい稼げないと無理なのだ。」

でぇじょうぶ博士

「でも、それが法律でやんすからね。選挙は公平性が命でやんす。お金の力だけで勝負するのを防ぐためのルールなんでやんすよ。」

やきう

「公平性とか言うけど、結局金持ちが有利なんちゃう？ポスター貼るにも広告打つにも金いるしなぁ。」

ずん

「それな！ボクも選挙出たいけど、お財布事情的に無理ゲーなのだ！」

でぇじょうぶ博士

「むむむ、それは確かに問題点ではあるでやんす。ただ、公職選挙法は最低限のラインを守らせるためのものだから、大事な仕組みではあるでやんすよ。」

やきう

「でもさぁ、今回の件って落選した候補者がターゲットになっとるわけやろ？勝った奴には目つぶっとる可能性あるやろこれ。」

ずん

「あ、それズルくない？負けたら追い打ちとか鬼畜仕様なのだ！」

でぇじょうぶ博士

「確かにそういう見方もできるかもしれないでやんす。ただし、法律違反は違反なので、結果とは関係なく取り締まられるべきなんでやんすよ。」

ずん

「でもさぁ…ウグイス嬢ってそんなに重要なの？ただ名前叫ぶだけじゃない？」

やきう

「お前アホか。ウグイス嬢は選挙カーという戦場の司令塔みたいなもんなんやぞ。声一つで票数変わるっちゅー話もあるくらいや！」

ずん

「えっ！？じゃあ僕がウグイス坊になれば最強じゃね！？『投票よろしくぅ～！』とか叫びまくりたい！」

でぇじょうぶ博士

「…それ以前にまず公職選挙法を勉強するところから始めてほしいと思うでやんす。」