ずん

『フリクリ』って、なんかめちゃくちゃカオスなアニメなのだ！緑の座とか言われても、何がどうなってるのか全然わからないのだ！

でぇじょうぶ博士

それは当然でやんす。『フリクリ』は意図的に視聴者を混乱させる構造になっているでやんすよ。緑の座というのは、作中では直接的には触れられていないけど、宇宙規模で展開される勢力争いを象徴する概念と考えられるでやんす。

やきう

は？お前、それただの後付け設定ちゃうんか？「緑」っちゅーたらワイは草野球しか思いつかへんわ。

でぇじょうぶ博士

草野球とは関係ないでやんす！むしろ、メディカルメカニカとフラタニティという二大勢力が対立する中で、人間社会がその狭間に置かれていることを示唆している可能性が高いでやんすねぇ。

ずん

じゃあ、そのメディカルメカニカとかフラタニティって何なのだ？名前だけ聞くと病院と兄弟会みたいなのだ…。

やきう

病院と兄弟会ｗｗｗお前センス独特すぎるわ。でも確かに意味不明感あるよな。結局どっちもロボットとか宇宙人絡みなんやろ？

でぇじょうぶ博士

そうでやんす。メディカルメカニカは表向き医療機器メーカーだけど、裏では惑星改造を目的として活動している組織。一方、フラタニティはそれを取り締まる宇宙警察的存在。ただし、お互いに正義とは言えないグレーゾーンな連中なんでやんす。

ずん

なるほど…でも、それならナオ太たちはただ巻き込まれただけなのだ？

でぇじょうぶ博士

巻き込まれたと言えばそうだけど、ナオ太自身もN.O.能力という特殊な力を持つことで、この争いの中心に引き寄せられてしまったのでやんす。この能力が物語全体の鍵になっていると言えるでやんすね。

やきう

N.O.能力とか言われてもピンとこんわ。「頭からロボ出てくる能力」くらいしか知らへんぞワイ。

ずん

ボクも同じ意見なのだ！頭からロボ出てくる時点でもう説明不要レベルの謎なのだ！

でぇじょうぶ博士

確かに直感的にはそう見えるけど、このN.O.能力は「超空間チャンネル」を開く力とも解釈できる。それによってハル子が追い求めていたアトムスク――最強の宇宙海賊――との接点が生まれるのでやんす。

ずん

アトムスク…最強…海賊…。もう情報量多過ぎて脳みそパンクしそうなのだ！結論、『フリクリ』は深読みすると危険なアニメだったってことでいいのだ！？