ずん

「転売ヤーってなんでこんなに嫌われてるのだ？ただ物を売ってるだけなのに、不思議なのだ。」

でぇじょうぶ博士

「それはでやんすね、転売ヤーがまるで社会のハイエナみたいな存在だからでやんす。必要な人から商品を奪い、高値で売りつける行為が倫理的に問題視されているのでやんすよ。」

やきう

「いやいや、そんなこと言うたら株式投資とかも同じ理屈になるやろ。『安く買って高く売る』のが悪なら、ワイら全員アウトやんけ。」

でぇじょうぶ博士

「確かにそういう見方もあるでやんす。でも株は市場原理に基づいて価格が変動する一方、転売ヤーは人工的に供給を絞って価格を吊り上げている点が違うでやんす。それこそ“合法的な独占”とも言える行為なのでやんすよ。」

ずん

「でもさ、それって法律違反じゃないなら別によくないのだ？むしろ賢いビジネスっぽい気もするのだ。」

やきう

「お前、それ言ったら道徳心ゼロ認定されるぞ。日本人は特に『みんな平等』とか『助け合い』みたいな価値観強いから、こういう“自分だけ得する奴”には拒否反応示すねん。」

でぇじょうぶ博士

「その通りでやんす。日本では“和”を重視する文化が根付いているため、自分勝手な行動は集団から排除されがちなのでやんす。それと、“限定品”という概念にも敏感なんです。希少性を楽しむ文化だからこそ、その価値を乱されると怒りにつながるのでやんすよ。」

ずん

「なるほど…でも福袋とか買えなくても別に死ぬわけじゃないし、そこまで怒らなくてもいい気がするのだ。」

やきう

「お前、それ正月早々並び倒して福袋ゲットできへんかったオバチャン軍団の前でも同じこと言えるか？命知らず過ぎて草生えるわ。」

ずん

「…ボク、おばちゃん達には逆らえないのだ。」