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小川洋子さんが魅力を紐解く、イギリス人ピアニストと小スズメが共に過ごした驚くべき12年間の記録 | 文春オンライン

2025/07/16 07:50

ずん

「スズメって、どこにでもいる地味な鳥だと思ってたのだ。でも12年も一緒に暮らしたって本当なのだ?」

でぇじょうぶ博士

「そうでやんす!第二次世界大戦下のイギリスで、キップス夫人が傷ついたスズメを拾って、クラレンスと名付けたでやんす。これが世界的ベストセラーになったでやんす!」

やきう

「ワイも最近スズメ拾ったで。でも翌日には死んでもうた。世界的ベストセラーにはならんかったわ。」

でぇじょうぶ博士

「キップス夫人は寡婦のピアニストでやんす。戦時中の孤独な生活の中で、クラレンスとの絆を育んでいったでやんすね。」

ずん

「ピアニストがスズメの世話?練習の邪魔にならなかったのだ?」

やきう

「ピアノ弾いてる時にフンされたりせーへんかったんか?」

でぇじょうぶ博士

「むしろクラレンスは音楽を理解していたでやんす。キップス夫人が演奏すると、そばで聴き入っていたでやんす。」

ずん

「えっ、スズメって音楽わかるの?ボクなんて、クラシックを聴くと眠くなっちゃうのだ...」

やきう

「お前、スズメ以下やんけ!」

でぇじょうぶ博士

「この本が教えてくれるのは、種を超えた心の交流でやんす。地味な存在だと思われていたスズメにも、豊かな感情があったでやんす。」

ずん

「じゃあボク、明日から屋根のスズメに『おはよう』って挨拶するのだ!...って、やっぱり学校行きたくないから黙ってるのだ。」