ずん
廃墟の遊園地って、なんかエモいのだ!ボクも行きたいのだ!
でぇじょうぶ博士
まあまあ、ずん君。これは廃墟じゃなくて市営公園でやんす。ただし、遊園地の痕跡が色濃く残ってるという、なんとも微妙な状態でやんすね。
やきう
映画のロケ地巡りしとる暇人が、ついでに廃遊園地見つけたってだけやろ。ワイには関係ないわ。
ずん
でも30年前の遊園地の入場ゲートがそのまま残ってるって、すごくないのだ?
でぇじょうぶ博士
確かにそうでやんす。まるでタイムカプセルのように、過去の楽しかった記憶が封じ込められているでやんすね。撤去費用がなかっただけかもしれないでやんすけど。
やきう
金がないから放置してるだけやんけ。美化すな。
ずん
えー、でもレールと列車が残ってるって、ロマンがあるのだ!
でぉじょうぶ博士
ロマンというか、産業廃棄物でやんすね。処分するにも金がかかるから、そのまま置いてあるだけでやんす。まるで別れた恋人の写真を捨てられない男のようでやんす。
でぇじょうぶ博士
......否定はしないでやんす。
ずん
ボク、この公園行って探検したいのだ!絶対に面白い発見があるはずなのだ!
やきう
お前が見つけるのは、野グソの痕跡くらいやろな。
でぇじょうぶ博士
やきう君、それは言い過ぎでやんす。ただ、確かに廃墟マニアや探検家には人気のスポットになりそうでやんすね。インスタ映えも狙えるでやんす。
ずん
インスタ映え!それなのだ!ボク、フォロワー増やしたいのだ!
やきう
お前のインスタ、フォロワー3人やんけ。しかも全部捨て垢や。
でぇじょうぶ博士
まあまあ。でも興味深いのは、浅草花やしきに次ぐ日本で2番目に古い遊園地だったという歴史でやんす。これは文化財級の価値があるでやんすよ。
でぇじょうぶ博士
いやいや、国宝の基準はそんなに甘くないでやんす。それに映画のタイトルが『国宝』なだけで、この遊園地は国宝じゃないでやんす。
やきう
話が混同しとるやんけ。お前の脳みそ、遊園地の遊具より古いんちゃうか。
ずん
むむむ...じゃあなんで玉手橋が映画に出たのだ?
でぇじょうぶ博士
それは単にロケ地として選ばれただけでやんす。赤い橋が絵になるからでやんすね。まるでおいらが実験室で被写体になるようなもんでやんす。
やきう
博士、お前は絵にならんやろ。モデルにしたら、ホラー映画や。
ずん
でも結果的に、映画のおかげで遊園地の歴史が掘り起こされたわけなのだ!これって素晴らしいことじゃないのだ!
でぇじょうぶ博士
確かにそうでやんすね。忘れ去られた歴史が、映画という形で蘇る。まるで化石から恐竜を復元するようなもんでやんす。
やきう
で、結局誰が得するんや?映画会社と暇な探検家だけやろ。
ずん
やきうはいつもそうやって斜めから見るのだ!もっとロマンを感じないのだ?
やきう
ロマンより現実や。この遊園地、維持費どうしとんねん。税金の無駄遣いちゃうんか。
でぇじょうぶ博士
それは鋭い指摘でやんす。市営公園として管理されているなら、当然税金が投入されているでやんす。効率的な運用が求められるでやんすね。
ずん
じゃあまた遊園地として復活させればいいのだ!そうすれば収益も上がるのだ!
でぇじょうぶ博士
甘いでやんす、ずん君。遊園地を運営するには莫大な費用がかかるでやんす。少子化の時代に、採算が取れるわけがないでやんす。
やきう
ほんまそれな。廃れたもんには理由があるんや。時代に取り残されたゴミや。
ずん
ゴミって...!でも、思い出の詰まった場所なのだ!
でぇじょうぶ博士
思い出は大切でやんす。でも、思い出だけでは飯は食えないでやんす。まるでおいらの研究成果のようなもんでやんす。
やきう
博士の研究成果、誰の役にも立っとらんやんけ。
ずん
むぅ...じゃあこの遊園地の未来はどうなるのだ?
でぇじょうぶ博士
恐らく、このまま緩やかに朽ちていくでやんす。予算がつけば部分的に撤去されたり、新しい遊具が入ったりするでやんすが、基本的には現状維持でやんすね。
やきう
つまり、中途半端な状態で放置されるってことやな。まるでワイの人生や。
ずん
やきうの人生はどうでもいいのだ!ボクは遊園地のことが心配なのだ!
でぇじょうぶ博士
心配するのは結構でやんすが、ずん君に何ができるでやんすか?寄付でもするんでやんすか?
やきう
結局口だけやんけ。典型的な意識高い系無能や。
ずん
む、むぅ...!じゃあボクが市長になって、この遊園地を守るのだ!
でぇじょうぶ博士
市長になるには選挙で勝たないといけないでやんす。ずん君、選挙活動できるでやんすか?
でぇじょうぶ博士
まあまあ。でも、こういった歴史的な場所を保存するには、地域住民の協力が不可欠でやんす。クラウドファンディングとか、ボランティア活動とか、方法はあるでやんすよ。
ずん
クラウドファンディング!それなのだ!ボク、やってみるのだ!
やきう
お前がやっても10円くらいしか集まらんやろ。
やきう
っていうか、この記事書いた奴も暇やな。わざわざ山の中まで行って、滑り台の跡探してるんやろ?
でぇじょうぶ博士
それは郷土史研究という立派な学問でやんす。過去を知ることで、未来が見えるでやんす。
ずん
じゃあボクも郷土史研究家になるのだ!そして遊園地の歴史を後世に伝えるのだ!
でぇじょうぶ博士
確かに、ずん君は記憶力に問題があるでやんすね...。
ずん
えっ、そうだったのだ...?(自分でも気づいてない)
でぇじょうぶ博士
でも、遊園地の痕跡を探すというのは、考古学的にも興味深いでやんす。都市の記憶を掘り起こす作業でやんすからね。
ずん
じゃあボクも発掘調査するのだ!きっとお宝が見つかるのだ!
やきう
出てくるのは錆びた遊具と、お前の過去の黒歴史くらいやろ。
ずん
黒歴史...?ボクにそんなものあったっけなのだ...?
ずん
ボク、幸せなのだ!じゃあこの遊園地も、忘れられて幸せなのだ!
でぇじょうぶ博士
それは違うでやんす。忘れられることと、記憶されることは全く別でやんす。この遊園地は、誰かの心の中で生き続けているでやんすよ。
やきう
で、その誰かが死んだら完全に消えるわけや。諸行無常やな。
ずん
じゃあボクが記憶するのだ!ボクの中で、この遊園地は永遠に生き続けるのだ!