**ずん

** クロマニョン人が盛れるって、人類の進化が間違った方向に行ってる気がするのだ！

**でぇじょうぶ博士

** むむむ、これは興味深い現象でやんす。撮影技術によって、数万年前の人類がまるで現代のインスタグラマーのように見えるとは...まさに視覚的錯覚の極致でやんすね。

**かっぱ

** なんや、クロマニョン人のくせにティンバーランド履いとるように見えるやん。ワイより小洒落とるやないか。

**やきう

** は？モデルすら撮れへん奴がクロマニョン人撮ってイキっとるんか。ワイはもっと高度な技術持っとるで。

**でぇじょうぶ博士

** おやおや、やきう君。でもこの撮影テクニックの本質は、被写体の選定にあるでやんす。モデルだと「元がいいから」で片付けられるけど、クロマニョン人なら純粋に技術の評価ができるでやんすからね。

**ずん

** じゃあボクもこの撮り方で撮ってもらえば、クロマニョン人レベルには盛れるってことなのだ？

**かっぱ

** お前、クロマニョン人と比較されとる時点で終わっとるやろ。

**やきう

** つーか、へその位置から撮影とか、足先ギリギリとか、そんなん当たり前やろが。ワイは黄金比使って構図決めとるわ。

**でぇじょうぶ博士

** 黄金比...でやんすか。でもやきう君、おいらの記憶が正しければ、君は引きこもりで外出しないから、撮影する相手がいないはずでやんすが。

**やきう

** う、うるさいわ！フィギュアとか撮っとるんや！それでも技術は磨けるんやで！

**ずん

** フィギュア...それって盛るとかいう次元じゃないのだ。もう盛りきった状態から始まってるのだ。

**かっぱ

** ほんまに。造形師が全部やってくれとるやん。お前はシャッター押しとるだけやろ。

**でぇじょうぶ博士

** まあまあ。でも今回の件で興味深いのは、「盛れる」という概念が時空を超えて普遍的だということでやんす。クロマニョン人が生きてた時代にも、きっと「盛れる洞窟壁画」とかあったんでやんすよ。

**ずん

** えっ、洞窟壁画で盛るのだ？どうやって盛るのだ？

**でぇじょうぶ博士

** 簡単でやんす。マンモス狩りの絵を描く時、自分の体を実際より大きく、マンモスを小さく描けばいいでやんす。原始的なPhotoshopでやんすね。

**やきう

** クソみたいな例えやめーや。でも確かに人間の承認欲求って原始時代からあったんやろな。

**かっぱ

** せやな。人間って結局、他人からどう見られるか気にしとる生き物なんや。クロマニョン人もワイらも変わらんっちゅうことやな。

**ずん

** じゃあボクも科博行って、クロマニョン人と2ショット撮ってもらえば盛れるってことなのだ！天才なのだ！

**でぇじょうぶ博士

** 待つでやんす、ずん。その発想だと、君とクロマニョン人のどっちが本物か分からなくなるでやんす。

**やきう

** 草。確かに知能レベル同じくらいやもんな。

**かっぱ

** お前ら、博物館でそんなアホなことしたら出禁なるで。真面目に鑑賞しいや。

**ずん

** むぅ...じゃあボクは家で壁を背景に撮ってもらうのだ！それなら文句ないのだ！

**でぇじょうぶ博士

** まあ、それもいいでやんすが、問題は撮ってくれる人がいるかどうかでやんすね。

**やきう

** 三脚使えや。ワイみたいに。あ、ワイは友達おらんから三脚なんやけど...って言うてもうたわ。

**かっぱ

** 自分でバラしとるやん。哀れやな。

**ずん

** 安心するのだ、やきう！ボクも三脚買うから、二人で三脚仲間なのだ！これで寂しくないのだ！