ずん
「すき焼きのために生き延びたってマジなのだ?それって単なる食い意地じゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ、ずん君。これは極限状態における人間の生存本能の話でやんす。中内氏は顎のない兵士を見て『人間はよく生きているな』と思ったそうでやんすよ。」
かっぱ
「ちょっと待てや。腐った肉を自分で切り取るって、どういう状況やねん。想像しただけで吐きそうやわ。」
ずん
「ボクなんて賞味期限1日過ぎただけで捨てるのに、腐った肉食べるとか無理なのだ。」
やきう
「お前みたいなヒョロガリ、戦場なら3秒で死んどるわ。中内はんは山ヒルまで食うて生き延びたんやで。」
でぇじょうぶ博士
「興味深いのは、中内氏が『気力も絶望もない。単に生きておる』と語った点でやんす。これは感情すら超越した、純粋な生存状態を示しているでやんす。」
かっぱ
「毎晩ビンタされて『ありがとうございます』言わなアカンとか、完全に洗脳やん。今やったら即パワハラで訴えられるで。」
ずん
「でも博士、すき焼きのことばっかり考えてたってことは、結局食い意地が強かっただけなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「違うでやんす。走馬灯で浮かんだのは、家族6人で囲むすき焼きの『光景』でやんす。つまり、食欲ではなく家族との絆が生存の原動力になったでやんすよ。」
やきう
「なるほどな。ワイも死にかけたら、マッマの作ったカレーライス思い出すんやろか。」
かっぱ
「お前、マッマに作ってもらったことあるんか?普段レトルトばっかやろ。」
ずん
「それより気になるのだ。これだけヤバい経験した人が、なんでその後ダイエー作れたのだ?普通トラウマで引きこもりになるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そこがポイントでやんす。戦場で『もういっぺんすき焼きを食わないといかん』と思った瞬間、彼の中に明確な目的が生まれたでやんす。これが後の『消費者のために安く商品を提供する』という理念につながるでやんすね。」
やきう
「つまり、すき焼き食いたさがダイエー創業の原点ってことか。これ、社史に載せられへんやろ。」
かっぱ
「待てや。この人、出血で崖から滑り落ちたのに生き延びたんやろ?運が良すぎひん?」
でぇじょうぶ博士
「運というより、衛生兵に気づいてもらえたのは偶然でやんすが、そこまで生き延びた執念は本物でやんす。ちなみに顎のない兵士というのは、下顎を吹き飛ばされても生きていたという意味でやんすよ。」
ずん
「ひぃぃ...想像したくないのだ。でも博士、野戦病院が跡形もないってどういうことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「爆撃で破壊されたか、すでに撤退していたかでやんすね。負傷者たちは病院を追いかけて彷徨っていたそうでやんす。まさに地獄絵図でやんすよ。」
やきう
「ワイ、ちょっと風邪引いただけで『もう死ぬ〜』って言うとるのに、この人腕と足に重傷負ってゲリラ戦続けとるんか。レベルが違いすぎやろ。」
かっぱ
「しかもや、玉砕命令が出た直後にゲリラ戦に変更とか、上層部は現場のことなんも考えてへんやん。これ完全に使い捨てやで。」
ずん
「でも結局、この経験がダイエーの『主婦の店』というコンセプトに繋がったってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。戦場で極限の飢えを経験した中内氏は、『食べ物を安く手に入れられること』の価値を誰よりも理解していたでやんす。だから庶民のための店を作ろうとしたんでやんすね。」
やきう
「でもさ、今のダイエーって経営破綻してイオンに吸収されとるやん。結局、理念だけじゃ商売うまくいかへんってことやろ。」
かっぱ
「お前、空気読めや。せっかくええ話しとったのに、なんで最後に水差すねん。」
ずん
「まあまあ。でもボク思ったのだ。この記事で一番ヤバいのは『気力も絶望もない。単に生きておる』という言葉なのだ。これ、今のボクたちにも当てはまるのだ...」
やきう
「お前、毎日ゴロゴロしとるだけやん。中内はんと一緒にすな。」
でぇじょうぶ博士
「しかし、現代人も別の意味で『単に生きておる』状態かもしれないでやんすね。戦争はないけど、精神的な極限状態にある人は多いでやんす。」
かっぱ
「深いこと言うとるけど、結局すき焼き食いたかっただけの話やろ?何を難しく考えとんねん。」
ずん
「そうなのだ!ボクも今日から『もういっぺんすき焼きを食わないといかん』精神で生きるのだ!...あ、でも今月金欠だから牛丼でいいのだ。」