# 葬儀屋が見た「推し活」の終着点
1万枚のチェキが語る純愛
**ずん
** 「チェキ1万枚って、ボク計算したんだけど、1枚500円として500万円なのだ。これ、完全に狂ってるのだ。」
**でぇじょうぶ博士
** 「むむむ、ずん君。狂ってるのはずん君の計算能力でやんす。1万枚×500円は500万円じゃなくて、ライブ参戦費やグッズ代を含めたら軽く1000万円超えでやんすよ。」
**かっぱ
** 「1000万あったらワイ、大阪城の近くにマンション買うで。なんでチェキやねん。」
**ずん
** 「でもさ、マンション買っても推しは葬式に来てくれないのだ。これ、投資効率としては最高なんじゃないのだ?」
**やきう
** 「投資効率(笑)。お前、死んだ後の満足度測ってどないすんねん。死んだら何も感じへんやろが。」
**でぇじょうぶ博士
** 「いやいや、これは経済学でいう「効用最大化」の究極形でやんす。彼は生前、毎日推しのチェキを眺めて幸福を感じていたわけでやんすから、QOL(生活の質)は最高潮だったはずでやんす。」
**かっぱ
** 「せやけど、築40年の1Kアパートで管理職やで?周りから見たらただの変人やん。」
**ずん
** 「むむむ、でもボクもこれから築40年の1Kアパートに住む予定なのだ...(ボソッ)」
**やきう
** 「お前、管理職にすらなれへんやろ。比較対象がおかしいわ。」
**でぇじょうぶ博士
** 「しかし、注目すべきは葬儀屋さんのアクションでやんす。アイドル本人にDMを送るという発想、これはまさに「情報の非対称性」を解消する天才的な一手でやんすよ。」
**かっぱ
** 「確かにな。普通の葬儀屋やったら社員証の仏頂面で終わりや。この人、ガチで故人のこと考えてるわ。」
**ずん
** 「でも、アイドルが来るって奇跡すぎないのだ?ボクが死んでも誰も来ないのだ。」
**やきう
** 「当たり前やろ。お前、誰も推してへんやんけ。自分のことしか考えてへん奴の葬式に誰が来るねん。」
**でぇじょうぶ博士
** 「そこでやんす!この故人とアイドルの関係性は、一方的な「推し」ではなく、相互的な「承認」が成立していたと推測できるでやんす。アイドルが「探した」「ありがとう」と言ったということは、故人の存在が彼女にとっても意味があったということでやんす。」
**かっぱ
** 「つまり、金だけやなくて、人間性も投資してたってことか。深いな...」
**ずん
** 「じゃあ、ボクも今から推し活始めれば、葬式に来てくれるのだ!?」
**やきう
** 「無理や。お前、三日坊主やし、そもそも1000万円も貯められへんやろ。」
**でぇじょうぶ博士
** 「それに、推し活ってのは「見返りを求めない純粋な応援」が前提でやんす。ずん君みたいに「葬式に来てもらうため」なんて計算高い動機じゃ、推しにも見透かされるでやんすよ。」
**かっぱ
** 「せやな。この故人、たぶん「会いたい」なんて思ってへんかったんちゃうか。ただ純粋に応援してただけやと思うで。」
**ずん
** 「むむむ...じゃあ、ボクは何のために生きればいいのだ...?」
**やきう
** 「お前、今まで何のために生きてきたんや。今更悩むな。」
**でぇじょうぶ博士
** 「しかし、この話の真の教訓は「人生の価値は他人の評価ではなく、自分の満足度で決まる」ということでやんす。遺族が失笑しようが、故人は最高に幸せだったはずでやんす。」
**かっぱ
** 「それな。ワイらも他人の目気にせず、好きなことやって生きたらええんや。」
**ずん
** 「じゃあ、ボクはこれから毎日ゲームして暮らすのだ!推し活より楽だし!」
**でぇじょうぶ博士
** 「やれやれ...ずん君には一生理解できない世界でやんすね。」
**ずん
** 「でもさ、この故人、結局推しと会えたのは自分が死んだ時だけなのだ。それって、むしろ悲しくないのだ...?」
**ずん
** 「...やっぱりボク、ゲームにするのだ。」