ずん
「ねぇねぇ、石破首相が労働組合にストライキしろって言ったらしいのだ。自民党のトップが野党支持団体に『もっと戦え』って、これバグってない?」
でぇじょうぶ博士
「バグってるでやんすね。まるで囚人に脱獄の方法を教える看守みたいなもんでやんす。」
やきう
「ワイ、これ草生えるわ。敵に塩送るどころか、塩の作り方から教えとるやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「しかも昭和49年のストライキ件数5
ずん
「えっ、そんなに減ったのだ?じゃあもうストライキって化石みたいなもんなのだ?」
やきう
「化石どころか、もう伝説やろ。ワイの世代、ストライキなんて教科書でしか見たことないで。」
でぇじょうぶ博士
「ところがでやんす、石破首相は近江絹糸人権争議を例に出したでやんす。1954年の106日間の争議で、労働組合が全面勝利したでやんす。三島由紀夫も小説にしたでやんす。」
ずん
「へぇ、三島由紀夫って『金閣寺』の人だよね?労働争議も書いてたのだ?」
でぇじょうぶ博士
「書いたでやんすが、肝心の争議の詳細は書かなかったでやんす。なぜかは謎でやんすが、おそらく大蔵省エリートの子弟というブルジョア階級意識が邪魔したんでやんす。」
やきう
「つまり、金持ちのボンボンが労働者の気持ち書けんかったってことやな。そら無理や。」
でぇじょうぶ博士
「まさにでやんす。中卒労働者と一流大卒エリートが一致団結して経営者と戦った争議でやんすが、三島には理解できなかったでやんす。」
ずん
「でも今の若者もストライキなんてしないじゃん。ボクも会社で不満あっても、ストライキより転職考えるのだ。」
やきう
「せやろな。今の時代、ストライキするより転職サイト見る方が早いもんな。効率的や。」
でぇじょうぶ博士
「それが問題でやんす。個人の転職は個人の問題解決でやんすが、労働環境全体の改善には繋がらないでやんす。」
ずん
「えー、でもボクが幸せならそれでいいじゃん。全体とか知らないのだ。」
やきう
「ワイもそう思うで。自分が良ければええやん。他人のことなんか知らんわ。」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...そういう個人主義が、結果的に労働者全体の権利を弱めてるでやんす。ストライキ参加者が362万人から935人に減ったのは、その証拠でやんす。」
ずん
「でも石破首相はなんでこんなこと言ったのだ?自民党って経営者側の味方じゃないの?」
でぇじょうぶ博士
「それがミソでやんす。石破首相はキリスト教社会主義者的な思想を持ってるでやんす。世襲議員でエリートでありながら、プロテスタンティズムを継承したためでやんす。」
やきう
「つまり、自民党の中でも変わり種ってことやな。珍しいタイプや。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。だからこそ、連合の大会で『君たち、ストライキ権という大事なものがあるんだよ』と教え諭すような発言ができたでやんす。」
ずん
「でも実際、今ストライキしたら会社クビになるんじゃないの?」
やきう
「せやな。SNSで晒されて人生終わるパターンや。」
でぇじょうぶ博士
「それは誤解でやんす。日本国憲法に団結権、団体交渉権、団体行動権の労働三権が明記されてるでやんす。正当なストライキでクビにはできないでやんす。」
ずん
「憲法に書いてあっても、実際使えなかったら意味ないじゃん。宝の持ち腐れなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「だからこそ石破首相の発言は意味があるでやんす。権力者が『使っていい権利だよ』と言うことで、ストライキのハードルが下がる可能性があるでやんす。」
ずん
「でもさぁ、今の日本でストライキとか流行らないと思うのだ。みんな我慢するのが美徳だと思ってるし。」
やきう
「ワイもそう思うで。日本人は文句言わんのがカッコいいと思っとるからな。」
でぇじょうぶ博士
「それが問題でやんす。我慢が美徳という価値観が、ブラック企業を生み出す温床になってるでやんす。」
やきう
「お前、働いてへんやろ。何のストライキやねん。」
ずん
「...ボク、ニートのストライキするのだ!働かないことで社会に抗議するのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん、それはストライキとは言わないでやんす...。」
ずん
「えー、でもボクなりの労働三権の行使なのだ!団結しないで一人で引きこもる権利、交渉しない権利、行動しない権利を行使してるのだ!」