ずん

「パテック フィリップって、すごく高いらしいのだ！時計なのに家が買えちゃうくらいの値段なのだ！」

でぇじょうぶ博士

「そうでやんす。パテック フィリップは、まるで時を支配する魔法使いのような存在でやんす。年間生産数はたった7万2000本。これは大衆車メーカーの1日分の生産台数にも満たないでやんす。」

やきう

「ワイ、スマホで時間見るから時計いらんわ。金持ちの道楽やろ。」

でぇじょうぶ博士

「そう単純な話ではないでやんす。パテックは1839年の創業以来、リューズ巻き上げ機構や永久カレンダーなど、革新的な技術を生み出してきたでやんす。」

ずん

「へぇ、でも最近はデジタル時代なのに、なんで機械式なのだ？」

やきう

「そら、金持ちがマウント取るためやろ。」

でぇじょうぶ博士

「違うでやんす。むしろ最新技術も積極的に取り入れてるでやんす。シリコン製パーツで精度も上がってるでやんす。」

ずん

「じゃあ、ボクも買えばいいのだ！」

でぇじょうぶ博士

「甘いでやんす。注文しても簡単には手に入らないでやんす。まるでプロポーズを待つお姫様のように、気難しいでやんす。」

やきう

「ワイなら偽物買うわ。見た目一緒やろ。」

でぇじょうぶ博士

「それは大間違いでやんす！一つの時計に込められた職人技は、まさに芸術品でやんす。」

ずん

「なるほど！つまり、時計を買うんじゃなくて、芸術を買うってことなのだ！...でもボク、絵も下手なのだ。」