ずん

AIがミカンを選別してくれるのに、手作業で5時間もかかるってどういうことなのだ？効率化とは一体…。

でぇじょうぶ博士

それはAI導入の典型的なジレンマでやんす。AIは48種類に分類できるけど、その前段階で人間が「AIが理解できる形」に整える必要があるでやんす。

やきう

いやいや、そもそも48種類って多すぎやろ。そんな細かい分類、誰が求めとるねん。消費者は「甘い」と「酸っぱい」くらいしか気にせえへんやろ。

ずん

確かに！僕なら「食べられる」「腐ってる」の2種類で十分なのだ！

でぇじょうぶ博士

それじゃあ市場価値が下がるでやんすよ…。見た目の良さ、大きさ、糖度など、多様なニーズに応えるためには細分化が必要なんでやんす。

やきう

でもその結果、生産者の負担増えてたら本末転倒ちゃう？これ、「最新技術」じゃなくて「最新苦行」やろ。

ずん

苦行…！まさかミカン農家さんたち、修行僧みたいになっているのだ？

でぇじょうぶ博士

修行僧というより、むしろ奴隷労働に近い状況とも言えるでやんす…。技術導入にはコストだけじゃなく、人間側の適応力も試されるわけで…。

やきう

適応力っつーても限界あるわ。ワイなら5時間もミカン触っとったら途中から全部オレンジ色にしか見えへんな。

ずん

ボクなんて3分経ったら全部お菓子と間違えて食べちゃう自信あるのだ！