ずん

「アンパンマンに人間が出てこないって本当なのだ！？これはスクープなのだ！」

でぇじょうぶ博士

「やなせたかし先生の深遠なる創作哲学でやんす。人間を描くと個性の表現が難しいから、円形をベースにしたキャラクターにしたでやんす。」

やきう

「ワイ、ジャムおじさんとバタコさんは人間やと思ってたわ。まさか食パンとバターの化身だったとは。」

でぇじょうぶ博士

「実はジャムおじさんもバタコさんも、人間の形をしているけど人間ではないでやんす。これぞやなせ先生の匠の技でやんす！」

やきう

「せやけど、アンパンマンの顔食べられたら痛くないんかな。人間やったら即死やろ。」

でぇじょうぶ博士

「それこそが非人間キャラクターの利点でやんす。顔を食べられても新しい顔に付け替えられる設定が自然に通るでやんす！」

ずん

「なるほど！じゃあボクも顔がパンになれば、いくらでも新しい顔に変えられるのだ！」

でぇじょうぶ博士

「いや、ずんの場合は中身から変えないとダメでやんす...」

やきう

「草。ていうか、アンパンマンの世界って完全な共産主義社会やんな。パン工場が計画経済で回ってて。」

ずん

「えっ！じゃあボク、パン工場で働いて、自分の顔を量産するのだ！」