ワイワレ速報

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日本語を話す女性に起こること|上田久美子(Projectumï)

2025/01/06 19:30

ずん

「えーっと、女性が日本語で話すのってそんなに難しいのだ?僕は普通に話してるけど?」

でぇじょうぶ博士

「ずん、それはおいらたち男性と女性では、社会的な期待や役割が違うからでやんすよ。特に日本語には『役割語』という概念があって、これがジェンダー観を強化しているでやんす。」

やきう

「いやいや、そもそも役割語とか言われてもピンとこんわ。ワイなんて『俺』か『ワイ』しか使わへんし、それで十分回っとるやろ。」

でぇじょうぶ博士

「それが問題なんでやんす!男性は一人称を自由に使い分けられるけど、女性はほぼ『私』一択。これが公の場での表現を制限する原因になってる可能性があるでやんす。」

ずん

「でもさ、『私』だけじゃダメなのか?シンプルでいい気もするのだ。」

やきう

「お前、それ言ったら野球選手全員バット一本だけ持って試合せえ言うてるようなもんやぞ。戦略ゼロや!」

ずん

「えっ!?バット一本じゃダメなのか...?」

でぇじょうぶ博士

「ずん、それは例え話でやんす。でも実際、公の場では男性的なリラックスした態度が評価されることが多くて、女性にはその余裕が許されない場合が多いのでやんすよ。」

やきう

「まあでも正直、日本語だけの問題ちゃうと思うけどな。結局、社会全体の空気感みたいなもんちゃう?」

ずん

「つまり、日本語を変えるより社会を変える方が早いってことなのだ?」

でぇじょうぶ博士

「それも一理あるけど、日本語自体にもジェンダー観を内包した歴史的背景があるから、一緒に考える必要があるのでやんすよ。」

ずん

「なるほど...でもボク、公の場とか無縁だから安心なのだ!」