ずん

「昔の事件が話題になってるのだ。ただの事故じゃなかったみたいなのだ...」

でぇじょうぶ博士

「これは1957年のジラード事件でやんす。貧困に喘ぐ日本人が米軍演習場で弾を拾っていたところを、米兵に射殺された悲惨な事件でやんすね」

やきう

「ワイの爺さんも戦後は苦労したって言うてたわ。今の平和ボケした奴らには分からんやろなぁ」

でぇじょうぶ博士

「当時の村民は生きるために違法な弾拾いをせざるを得なかったでやんす。まさに貧困と基地問題が絡み合った悲劇でやんす」

ずん

「でも米軍さんも悪くないのでは？立入禁止なんだから...」

やきう

「アホか！人間をマトにして『ダイジョウビ』言うてから撃つとか、完全に殺意あるやろ！」

でぇじょうぶ博士

「そうでやんす。この事件は日米安保条約下での裁判権を巡る大きな論争にも発展したでやんす」

やきう

「結局どうなったんや？」

でぇじょうぶ博士

「日本の裁判所で裁かれ、執行猶予付きの懲役3年の判決でやんす。しかし加害者は帰国後、のうのうと暮らしたとも言われているでやんす」

ずん

「なるほど！これが日米安保の真の姿なのだ！...って、ボク何かカッコイイこと言っちゃったのだ！」