ずん

「シカがバケツの塩水を飲みに来るなんて、シカも結構お茶目なのだ！」

でぇじょうぶ博士

「これは画期的な発見でやんす！メスジカが66回、オスジカが3回という圧倒的な差は、生態学的にも非常に興味深いでやんす。」

やきう

「ワイも塩分補給したくなる時あるで。でも、なんでメスばっかりなんや？」

でぇじょうぶ博士

「妊娠・出産・子育てでミネラル不足になりやすいメスジカにとって、塩分補給は切実な問題でやんす。これは人間の妊婦さんが塩辛いものを欲しがるのと同じ理屈でやんす。」

ずん

「へぇ、シカも妊婦さんみたいな気分になるのだ！」

やきう

「つまり、シカのマタニティブルーの解消法が塩水ってことやな。」

でぇじょうぶ博士

「しかも、この方法は従来の罠猟に比べて低コストで効率的でやんす。シカの習性を利用した、まさに自然に逆らわない方法でやんすね。」

やきう

「せやけど、これ鉄道のレールをなめに来てた習性からヒントを得たんやろ？シカって案外都会的やな。」

ずん

「そうか！つまりシカは、塩水バケツを置いてある場所を、シカ界の高級スパだと思ってるのだ！」