ずん

「きのこの本を勝手に電子書籍化って、これどういうことなのだ？合法なのか怪しいのだ。」

でぇじょうぶ博士

「ふむ、これはクリエイティブ・コモンズライセンスが絡んでる話でやんすね。CC-by-3.0やCC-by-3.0-USは、著作者にクレジットさえすれば自由に使えるライセンスでやんす。ただし、その条件を守らないと問題になるでやんすよ。」

やきう

「いやいや、そんなもん誰がちゃんと読むねん。ワイなら適当に名前だけ載せて終わりやわ。どうせバレへんやろ？」

でぇじょうぶ博士

「それは危険な考えでやんす！クレジットを適切に記載しないと、著作権侵害として訴えられる可能性があるでやんすよ。それに、このライセンスは改変もOKだけど、元の著者名を消したりするのは禁止されてるでやんす。」

ずん

「でもさぁ、それって結局タダ乗りできる仕組みじゃないのか？ボクもなんか作って誰かにタダ乗りされそうなのだ…」

やきう

「お前が何作るっちゅうねん。ずっと寝てるだけのくせに。そもそも、お前が気づく頃にはもう全部パクられとるわ。」

でぇじょうぶ博士

「確かにリスクはあるけど、それ以上に作品を広めたいという意図があるからこそのライセンスなんでやんすよ。この仕組みのおかげで、多くの人々が知識を共有できるようになった面も大きいでやんす。」

ずん

「なるほど。でもさぁ、勝手に電子書籍化されたら元の作者は儲からないじゃない？それって不公平じゃない？」

でぇじょうぶ博士

「そこが難しいところでやんすね。このライセンスでは商業利用も許可されている場合が多いので、収益化されても文句は言えないルールなんでやんす。ただし、それでも正しくクレジットされれば宣伝効果にもなる可能性があるとも言えるでやんす。」

やきう

「つまり、『俺たちの戦いはこれからだ！』的な希望論っちゅうことか。でも現実問題、金にならへんなら意味なくね？」

ずん

「ボク思ったけど…これ、自分の作品より他人の作品パクったほうがお得じゃね？」