ずん

「直角に曲がるトンネルって、そんなの本当にあるのだ？なんかゲームのダンジョンみたいなのだ！」

でぇじょうぶ博士

「あるでやんすよ！この房総半島の素掘りトンネルは、まさに地元民と冒険者たちを魅了するリアルダンジョンでやんす。しかも、直角カーブなんて普通じゃ考えられない構造でやんす。」

やきう

「いやいや、直角カーブとか言うけど、それただの設計ミスちゃうんか？『行き止まり』って看板まで出しとる時点で察しろや。」

ずん

「でも博士、このトンネルって何のために作られたものなのだ？神社への道ならもっと普通に作ればいいと思うのだ。」

でぇじょうぶ博士

「それが謎なんでやんす。このトンネルは明確な記録が残っていないため、用途も不明。ただし、戦時中に防空壕として使われた可能性もあると言われているでやんすね。」

やきう

「ほーら来た。どうせ『戦争遺跡』とか言いたいだけちゃうか？ワイ的にはただの田舎道が迷走した結果にしか見えへんな。」

ずん

「でも直角カーブって車通るには危険じゃないのだ？運転手泣かせなのだ！」

でぇじょうぶ博士

「その通りでやんす。特に大型車両では絶対無理。しかし、それが逆に観光スポットとして注目される理由になっているとも言えるでやんすね。人間、不便なものほど惹かれる心理があるのでやんすよ。」

やきう

「不便なもん好きとかマゾヒスト多過ぎひんか？ワイなら即Uターンして帰っとるわ。」

ずん

「でもボク、このトンネル抜けた先に神社があるなら行ってみたい気もするのだ。でも前回行った人が神社覚えてないとか怖くない？」

でぇじょうぶ博士

「そこがまたミステリーなんでやんす！記憶から消える神社…まるで異世界への入り口みたいじゃないですか！」

ずん

「異世界転生フラグ立っちゃったのだ！？ボクもう準備できてないから今日は帰る！」