ずん

「映画で人の死を1日で描くって、ちょっと短すぎるんじゃないのだ？」

でぇじょうぶ博士

「いやいや、それが本質を突いているでやんす。人生の大きな転換って、実は一瞬で起こるものでやんす。朝起きたら恋人がいなくなってた、なんてことは実際にあるでやんすよ。」

やきう

「ワイなんか起きたら彼女どころか、貯金も消えとったで。」

でぇじょうぶ博士

「それは単なる浪費癖でやんす。この映画は、喪失と再生が表裏一体であることを描いているでやんす。まるで、コインの両面のようでやんす。」

やきう

「再生って言うけど、失ったもんは戻ってこーへんやろ。」

でぇじょうぶ博士

「そこがミソでやんす。失ったものは確かに戻らない。でも、その喪失が新しい何かを生み出すきっかけになるでやんす。」

ずん

「なるほど！じゃあボクが貯金全部使っちゃうのも、新しい何かが生まれるってことなのだ！」

でぇじょうぶ博士

「それは違うでやんす！それは単なる破産への第一歩でやんす！」

やきう

「ワイ、この映画見たら泣けそうやわ。」

ずん

「え？やきうさんって意外と繊細なのだ？」

やきう

「アホ！泣くのは映画館が暗いからや！誰にも顔見られへんし！」

ずん

「じゃあボク、やきうさんの隣の席取って、こっそり写真撮るのだ！」