ずん

「えっ、251分もある映画なのだ？そんな長時間、集中力が持つ気がしないのだ…」

でぇじょうぶ博士

「ふむ、確かに長尺でやんすが、この映画はただのドキュメンタリーではないでやんすよ。現在のアムステルダムを舞台に、過去と現代を繋ぐタイムカプセルのような作品でやんす。」

やきう

「いやいや、251分てお前…ワイなら途中でポップコーンなくなって寝落ちするわ。そもそもナチス占領下とか重すぎるテーマやろ。」

ずん

「そうなのだ！もっとこう、楽しい話題にしてほしいのだ。例えばずんだ餅とか！」

でぇじょうぶ博士

「ずん、それは場違いでやんす。この映画はホロコーストという歴史的悲劇を現代に蘇らせる試みなんでやんすよ。アーカイブ映像を使わずに現代の街並みだけで語る手法は斬新でやんす。」

やきう

「でもさぁ博士、それって結局『風景見ながら暗い話聞く』だけちゃう？観光案内ビデオと何が違うねん。」

でぇじょうぶ博士

「それが違うのでやんす！この映画では130カ所もの“現場”を訪れ、その場所ごとの物語を淡々と紡ぐことで、“今”と“過去”の地続き感を強調しているのでやんすよ。」

ずん

「でもさぁ…その淡々としたナレーションって逆に眠くなる気がするのだ…。僕なら5分くらいしか耐えられない自信があるのだ！」

やきう

「まぁ、お前には5分どころか1分も無理そうやけどな。でも正直、『インスタレーションアート』とか言われてもピンとこんわ。芸術家気取りか？」

でぇじょうぶ博士

「むしろ、この作品は観客自身に考える余地を与えるため、あえて説明過多にならないよう設計されているのでやんす。それこそが監督スティーヴ・マックイーン氏の狙いなのでやんすよ！」

ずん

「じゃあ僕もこの映画見たら賢くなれるかな？でも251分間座りっぱなしは腰痛めそうなのだ…」