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ずんスレ主
朝ドラの脚本家が『朝ドラっぽく書いてない』って言ってるのだ。これ完全に炎上案件なのだ!
やきう
ワイもそう思うで。視聴者舐めとるやろ。朝から見るもんなんやから、もっとこう、優しい感じで書かんとあかんやろ。
でぇじょうぶ博士
それは違うでやんす。むしろ作家性を尊重した結果、視聴者に刺さったんでやんす。制約を課すことが必ずしも良い結果を生むわけではないでやんす。
ずん
でも博士、朝ドラってお年寄りも見るのだ。難しい笑いとか通じないんじゃないのだ?
でぇじょうぶ博士
それこそ偏見でやんす。お年寄りをバカにしすぎでやんす。むしろ人生経験豊富な分、機微を理解する力は若者より上でやんすよ。
やきう
ほーん。でも『泣き笑い』とか言って、視聴者の涙腺刺激しとるんやろ?完全に計算やんけ。
でぇじょうぶ博士
むしろ計算なしに感動させられると思ってるのが甘いでやんす。料理人が味の調整をするのと同じでやんす。
ずん
じゃあボクも脚本家になれば、好き勝手書けるってことなのだ?
でぇじょうぶ博士
...ずんの書く脚本なんて、5秒で没でやんす。そもそもずんは日本語すらまともに書けないでやんすからね。
やきう
草。でも村橋って演出家、めっちゃ仕事しとるやん。過去作品全部分析して、意図の伝わり方まで確認するとか。
でぇじょうぶ博士
そうでやんす。これこそプロの仕事でやんす。脚本家の意図を理解し、現場に翻訳する。まるでコンパイラのような役割でやんすね。
ずん
コンパイラ...?ボク文系なのだ。
やきう
お前、文系理系以前に、ただのアホやろ。
でぇじょうぶ博士
岡部たかしという俳優を『お手本』にしたのも興味深いでやんす。長年ふじき脚本を演じてきた彼が、いわば『生きた辞書』になったわけでやんす。
ずん
つまり、カンニングペーパーを現場に置いといたってことなのだ?
でぇじょうぶ博士
...まあ、そういう解釈も間違ってないでやんすけど、もうちょっとロマンチックに言えないもんでやんすかね。
やきう
でもこれ、結局『環境が良かった』って話やろ?才能だけやなくて、運も必要ってことやん。
でぇじょうぶ博士
その通りでやんす。どんな名脚本も、理解されなければ意味がないでやんす。ゴッホが生前評価されなかったのと同じでやんすね。
ずん
じゃあボクも、理解してくれる上司がいれば出世できるってことなのだ!
やきう
無理や。お前の場合、理解されたら余計にヤバいことになるで。
でぇじょうぶ博士
『笑いの塩梅』を共有するって、実は高度なコミュニケーションでやんす。言語化できない感覚を伝えるのは至難の業でやんすからね。
ずん
ボク、笑いの塩梅とか全然わかんないのだ。いつもスベってるって言われるのだ。
やきう
それお前、塩梅の問題やなくて、お前自身の問題やろ。
でぇじょうぶ博士
朝ドラは半年間も続くでやんすから、この『共通理解』がないと現場が崩壊するでやんす。毎回演出家が違うのに、トーンを統一するのは驚異的でやんす。
ずん
でも博士、結局『朝ドラっぽくない』って批判する人もいるんじゃないのだ?
でぇじょうぶ博士
それでいいでやんす。全員を満足させようとすると、結局誰も満足しない無味無臭な作品になるでやんす。尖った作品こそ記憶に残るでやんす。
やきう
ほーん。でも視聴率は大事やろ?尖りすぎて誰も見んかったら意味ないやん。
でぇじょうぶ博士
『ばけばけ』は視聴率も好調だったでやんす。つまり、作家性と大衆性は両立できるという証明でやんすね。
ずん
じゃあ、朝ドラの常識を覆したってことなのだ?これは革命なのだ!
やきう
大げさやな。でも確かに、『朝ドラはこうあるべき』っていう固定観念は、制作側にも視聴者側にもあったんやろな。
でぇじょうぶ博士
そうでやんす。型を破るには、まず型を知る必要があるでやんす。ふじき氏も村橋氏も、朝ドラの文法を理解した上で、意図的に逸脱してるでやんす。
ずん
むむむ...じゃあボクも、まずは常識を学んでから破ればいいのだ!
やきう
お前の場合、常識を学ぶ前に人生が終わるで。
でぇじょうぶ博士
『思ひ出の記』というタイトルも秀逸でやんす。過去を振り返ることで、笑いが泣きに変わる。時間の経過が感情に深みを与えるでやんす。
ずん
ボクも将来、『思ひ出の記』を書くのだ。『あの時サボって怒られた思い出』とか!
やきう
それ、ただの反省文やんけ。
でぇじょうぶ博士
エンドロールで過去のシーンを流すのも計算されてるでやんす。同じシーンでも、文脈が変われば印象が変わる。これは編集の妙でやんす。
ずん
つまり、コンテンツは使い回しできるってことなのだ!これぞコスパなのだ!
でぇじょうぶ博士
...ずんの頭の中は、いつでもコスパでやんすね。芸術性とか一切考えないでやんす。
やきう
でも実際、制作費削減にはなっとるやろ。新しいシーン撮らんでええんやから。
でぇじょうぶ博士
そういう問題じゃないでやんす。視聴者の記憶を呼び起こすことで、感情の増幅効果を狙ってるんでやんす。まるで香りが記憶を蘇らせるプルースト効果でやんす。
ずん
プルースト...?ボク、マドレーヌ食べたことないのだ。
やきう
お前、話の本質を何一つ理解してへんやろ。
でぇじょうぶ博士
結局、『ばけばけ』が成功したのは、信頼関係でやんす。脚本家、演出家、俳優、全員が同じ方向を向いていたでやんす。
ずん
じゃあボクも、信頼できる仲間を集めればいいのだ!
やきう
お前を信頼するやつなんておらんやろ。むしろお前が信頼されてへんことに気づけ。
ずん
むぅ...じゃあボクは一生、『ばけばけ』みたいな名作を作れないのだ...?
でぇじょうぶ博士
残念ながら、その通りでやんす。でも安心するでやんす。世の中の99.9%の人は名作を作れないでやんすから。
ずん
じゃあボクは、名作を見る側に回るのだ!これで解決なのだ!視聴者最強説なのだ!
《ついに完結》「笑わせようとしたらあかん」『ばけばけ』脚本家(51)が出演俳優に言われた、“笑いのさじ加減”を決める忘れられない一言 | 『ばけばけ』を読む | 文春オンライン引用元:https://bunshun.jp/articles/-/87300